就活における「社員」の発音
「社員」
普通は「シャ」にアクセントが置かれ、「イン」は平坦に発音されるものだと思っていた。「シャ↑イ↓ン↓」みたいな。割と周りもそうだと思う。
しかし、就活の場においては、「シャ」と「イ」の両方が強く、「ン」でグッと下がるように発音される傾向があると思う。「シャ↑イ↑ン↓」みたいな。
これはなぜだろう。五分くらい考えて、理由を予想してみた。
①「社員さん」の意である説
「社員さん」と表現した際、「シャ↑イ↓ン↓ さ↓ん↓」と発音するか、「シャ↑イ↑ン↓ さ↑ん↓」と発音するかの2つに絞られると思う。
前者の発音だと、徐々に下がっていくため、明瞭に伝わりづらい感じがする。
それに対して、後者の場合、「さ」でまた上がるので、明るい響きに聞こえるだろう。そのため、やや発音しやすいと思う。
社員を崇め奉り、敬意を表さなくてはならない就活の場では「社員さん」といった、丁寧な感じがする言葉を意識するはずだ。「社員さん」「社員様」と就活生が心の中で唱える中、「シャ↑イ↑ン↓」という発音が広まっていったのではないか。そう予想した。
②「LINE」の呪い説
SNSの一番人気、もはやインフラとなっているLINE。これは「ラ↑イ↑ン↓」と発音される(英語の発音と違うけど)。そしてこの「LINE」、完全に「社員」と韻を踏んでいるのだ。
若者がLINEを日頃から活用しているなか、会話や思考の過程で「ラ↑イ↑ン↓」という音を思い出したり聞いたことは多いはず。
それと韻を踏んでいる「社員」も「LINE」に引っ張られたのではないか。
チッス。